経歴

1983年、ニューヨークのロング・アイランド島に生まれる。
ペルシャと日本の血を受け継ぎ、幼い頃から外国を旅したことが、彼女を芸術家として形成し、それぞれの文化は作品にも影響している。
20年の間、毎年日本に住む家族を訪れながら育った。祖父母の故郷、柏崎は山々に囲まれた海のそばにある小さな町で、その文化や美しい景色が彼女のインスピレーションとなった。
柏崎は彼女にとって非常に特別な場所で、今でも描画の想像力に貢献している。
サカイの作品はペルシャ文化の影響も含んでいる。二つの文化に触れながら育ったことが彼女の芸術家としてのビジョンに強く影響している。

ホフストラ大学で美術史を専攻、ファインアートを副専攻し、2004年優秀な成績で学士課程を卒業。今はホフストラ大学の教養科学学部 （Hofstra College of Liberal Arts and Sciences）で美術を教えている。
2010年 カリフォルニア州サンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学で修士号を取得した。
修士号取得前はイタリア  ベネツィアや、スペイン  バルセロナのd'Arts Plastique I Disseny (LLOTJA) with the School of Visual Arts、更にフランス　エクサンプロバンスのMarchutz Academy of Fine Artでも勉強した。
2006年、アーティストインレジデンスとしてバーモント州ジョンソンのバーモントスタジオセンターで滞在制作をする機会を与えられた。
サンフランシスコで修士号を取得した後はバークレーのカリフォルニア大学でファインアートを教えた。

サカイの作品はアメリカのみならず世界各国にあるギャラリーで集められている。ニューヨーク州スカーズデールのMadelyn Jordon Fine Art、 ニューメキシコ州サンタフェのCorazon Contemporary Gallery、メイン州ケネバンクのKW Contemporary Fine Art、フロリダ州パームビーチのGallery Biba、フロリダ州マイアミにあるGiovanni Rossi Fine Art等がある。
世界各国での展示も行っていて、東京  パレットギャラリーでの個展や、スペイン イビザでのB12ギャラリーでの展示等がある。
作品がアートマーケットハンプトンズ（Art Market Hamptons）やマイアミ コンテクストアート（Context Art Miami）で紹介されたこともある。
2017年1月、ザフェアモントサンフランシスコでのアーティスト・イン・レジデンスとして選ばれた。作品はニューヨークのThe Art Show through the ADAA at the Park Avenue Armory、Lehman Art Gallery、そしてサンフランシスコ　ベイエリアのStanford Art Spaces,、MarinMOCA 、SOMArtsで展示された。
現在はメアリーハーディン大学ベイラー校の Montefiore Einstein Medical CenterとSue and Frank Mayborn Performing Artsに作品が展示されている。

自身のスピリチュアル・パスを見つけるために、チョプラセンターでインストラクターとして原初音瞑想を教えたり、公認のレイキマスターとしても活動している。
サカイは想像の精神に宿るエネルギーがこの世界を癒す力になると信じている。そして作品自身や講演会でもこのメッセージを伝えている。
現在は暮らしているニューヨークシティで、Art Works Foundationを通し、ハーレム病院で
トランスフォーマティブ・アート*を教えながら世界中を回っている。


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トランスフォーマティブ・アートとは、自分の感情や感覚を形として描くことである。
まず自分の奥底にある過去や現在の感情、トラウマや恐れも含んだ全てに耳を傾ける。そして感じるままにそれをキャンバスに描いてゆく。
トランスフォームとは英語で『変化』を意味するが、深くに眠る目に見えない感情を表面に出し、理解し、それを目に見える形に変化させて描く。また、描きながら自分の感情に立ち向かうことで、過去の痛みや苦しみが軽減される変化もある。
このプロセスの中で、主要となるのは自分の感情とそれを認めること、描くことは補助的なものになる。
サカイは、このプロセスから生まれる作品全てが、真心のままの正直で尊く美しいものだと話す。